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日本経済新聞
2002年4月19日

4月19日の日本経済新聞(本社:東京都千代田区大手町1-9-5)、”交遊抄”の欄に上山高史の記事が掲載されました。執筆されたのはお馴染み、堀晃氏・SF作家 です。

緑の丘の赤い屋根……。ラジオで「鐘の鳴る丘」を聞いた世代は、たぶん昭和十九年生まれの私あたりが最後だろう。この国民的ラジオ番組で、古関裕而のオルガンをバックに主題歌を歌っていた天才少年歌手がいた。それが上山高史さんである。

経歴を先に紹介しよう。少年時代、童謡歌手として十五枚を録音。慶大時代にジャズ・コンテストで優勝、水原弘と共演するなど、新進ジャズシンガーと して注目されていた。だが「ルックスに商品価値がない」という評価を受けて歌手生活を断念、エンジニアリング会社の日揮に入社する。海外駐在十四年を含む 三十五年の勤務ののち定年退職、記念に製作したジャズCDが話題になった。今や注目の男性ジャズ・ヴォーカル、白髪のきれいな六十五歳の大型新人歌手であ る。

上山さんとはこのCDが縁で知り合った。ジャズ関係で三十年を超える共通の知人がいること、何よりその経歴に共感するところがあって、長年の先輩のような親近感を覚える。ちなみに筆者の会社生活は作家兼業でたった三十一年である。

「鐘の鳴る丘」世代もそろそろ定年という人が多い。余裕ができれば、ラジオから半世紀、今度はぜひ上山さんの小いきなスタンダードに耳を傾けていただきたい。(ほり・あきら=SF作家)

堀晃氏 / SF作家

上山高史から

堀晃さんに書いて頂きまして、有難うございます。この記事の反響は予想以上で、40年間消息が絶えていた知人からコンタクトがあり仰天しました。お読み下さった皆様、一度ライブにお出かけ頂きご支援頂きたく、宜しくお願いします。

上山高史

※ 記事の内容、及び誌面写真の著作・所有権は、日本経済新聞社にあります。

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